お姉ちゃんが結婚しました
2017年8月11日、姉が結婚式を挙げました。
きっと大泣きするはめになるだろうと思っていたら、本当にひくほど、全編大泣きしました(笑)
結婚式ってなんであんなに感動的なんだろうな。
自分でも思うぐらい、私と姉はよく似ています。顔が似ています。
姉が1人で街を歩けば私の友達に声をかけられ、私が1人で餃子を食べれば偶然隣のテーブルにいた姉の恩師に声をかけられる、そんな姉妹でした。
「お姉ちゃんにそっくりだね」と言われることが、私はなんだかんだで大好きでした。
「ちょっとブス〜」「クソジャニヲタ〜」と私のことを呼びつけてこきつかう姉ちゃんは、お母さんがいないときは私に家事をすべて任せ、買い物に行けば重いものを私に持たせ、足が疲れたら私におんぶをさせるような姉でした。
正直、家事能力がゼロのまま24歳まで実家でぬくぬくと育ったお姉ちゃんが、先に結婚したことが、最近まであまり信じられていませんでした。ていうかほんとに家事とかしてるわけ?この目で見るまでやっぱり信じられないよ??
あたたかい家族と、お姉ちゃんのことが大好きな旦那さんが、お姉ちゃんをきっと絶対幸せにしてくれると思えた、そんなとってもとっても素敵な式でした。
チャペルの入場のときの姉ちゃんは、ずっとニコニコ、キョロキョロしていて、我が姉ながらもっと堂々としたら!?5歳児みたいなんだけど!?と思いながら、旦那さんもニコニコ、キョロキョロしていて、なんだか挙式というより七五三を見ているような気分でした。なにこのキッズ感。
「私たちは、お互いに3つのことを誓います」とチャペルでの誓いの言葉の中で、旦那さんが3つのことを誓いました。
「ひとつめ、毎日、彼女が作ってくれるおいしいご飯をしっかり食べて、よりたくましい身体を作ります」(※義兄めっちゃ細い)
「ふたつめ、洗い物とゴミ出しは必ずします。彼女が疲れているときは、すべての家事をがんばります」
「みっつめ、何があっても、彼女の味方でいます」
22年間、お母さんの次にずっと一緒にいた、いつだって要領よく、私より出来のよかったお姉ちゃん。
中学時代は3年間ずっと学級委員をして、全校朝礼で校歌のピアノ伴奏をして、県内で一番頭のいい高校に進学し、県内の国立大を出て、中学校の先生になった。
私より2年先に生まれたお姉ちゃん、
2年後は私もお姉ちゃんみたいになれてるのかなといつだって私の目標はお姉ちゃんでした。
でも2年経ってもお姉ちゃんみたいにはなれなくて、いっかいも私に追いつかせてもらえないまま、初任者研修で素敵な人と出会い、24歳の誕生日にプロポーズされて、一緒に住んでいたのにサラッと「そういえば私結婚するから」とLINEで報告してきて、あっという間にお嫁に行って、気づいたときにはもうおうちにいなかった。
ウェディングにほぼ必ずある定番の新婦からのブーケトス。
姉がブーケを用意したとき、「きたわ〜、このターンちゃんと撮っとこ〜」とカメラを構えた私に、アナウンスの声が告げました。
「続いて、新婦様からのブーケトスに移りますが、新婦様からのご要望で、ブーケを渡す方を決めさせていただいております」
「妹様、どうぞ前へ」
ニコニコ笑う姉が、私にブーケを手渡してくれたとき、びっくりするほどすぐ泣いた(笑)
こんなサプライズ、泣くしかないからやめてほしい。
トスちゃうやん。これブーケトスちゃうやん。ブーケパスやん。ちゃんとトスしなよ。わーーーーってやつ、やろうよ。一生で一回の結婚式でしょ。定番のことやんなくてよかったの。
泣きながら姉からもらったブーケは、お家に帰ってテレビの横に飾ってあります。
あと余談だけど、家族がこの超感動的な姉妹ブーケトスを誰もカメラに収めていなかったのはなんでなん??おい????
「最後に妹へ」と
両親への手紙の中に、私へのメッセージも書いていて、泣きながら読みあげたお姉ちゃんは、やっぱり私が大好きな私のお姉ちゃんでした。
「最後に、妹へ。
もう最後に喧嘩したのはいつかも覚えてないほど、ずっと仲良しの姉妹でしたね。
今日はウェルカムボードを作ってくれてありがとう。
(旦那さん)くんが結婚の挨拶に来てくれたとき、ママよりも先に一番はじめに涙を流したのはあなたでした。
「大切なお姉ちゃんだから、大事にしてください」
そう言って泣いてくれたね。
本当にうれしくて、そんなつもりなかったのに、私も泣いてしまいました。
お互い結婚して、苗字が変わってしまっても、姉妹だということに変わりはありません。
頼りないかもしれないけど、一応お姉ちゃんだから、何か困ったことがあったら、いつでも頼ってね。
絶対に何があっても私はあなたの味方になります」
世界で一番大切なお姉ちゃん、末永くお幸せに!!!!!
どうでもいいけど、お家の中がお花畑かな?ってくらい花で溢れてるよ、今!!!!!