田口淳之介主演舞台『フォレスト・ガンプ』を観た

 

ジャニヲタが人生で初めて宝塚を見た - 世界の中心はここだ

 

宝塚を観た足で私が向かった場所は、大阪、森ノ宮ピロティホールだった。

 

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王子(田口淳之介)主演舞台

フォレスト・ガンプ

観ましたーーーーーー!!!

 

 

私が彼、田口淳之介さんを「王子」と呼び出したのは、ここ最近の話であるが、KAT-TUNカウコンDVDを見たときに、「こんなに佇まいが王子な人あるかよ!一挙手一投足すべてが王子!!」と感動したからである。

そんな王子を一目見ようと、今回、彼が主演する舞台を観に行くことを決めた。

 

 

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世界的に有名な映画『フォレスト・ガンプ』を世界で初めて舞台化。

私はこの舞台を観に行こうと決めたとき、映画は見たことがありませんでした。(舞台行くことが決まってから、行く前に借りてきて観てから臨んだんだけど)「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない」というキャッチコピーの美しさにただ惹かれ、これ見たい!!!と思ったのです。

 

まあ、ストーリーはこれを読んでもらうとして(急に雑)

STORY | 舞台「フォレスト・ガンプ」公式サイト 田口淳之介主演

 

この舞台を観た田口ファンの感想が「天使」の一点張りだったことが、観る前からずっと気になってたことだったんですけど、だってジャニヲタが言う「天使」って日常会話の一単語になってる感あるし、かわいいとかかっこいいとかすべてひっくるめて「天使!!!」みたいな、天使って言っときゃあだいたい言いたいこと伝わるだろ、みたいな。

ジャニヲタにはそんな天使文化(?)があることは重々承知してるんですが、それにしても、今回の舞台の感想で「天使」の文字はあまりにも多かった。多かったっていうか、もはや「天使!!」しか言ってない人もいた。わかんねーよ!伝わんねーよ!もっとあるじゃん!あのときのあの仕草が天使、みたいな!せめて何を指して天使なのか説明しろよ!「天使だった」だけじゃわっかんねーーーよ!

 

そして私は舞台を観た。田口くん演じるフォレストが舞台上に現れた瞬間、その言葉の意味をすべて理解した。

 

 

天使だった。

 

これが天使だった。

 

天使以外のなにものでもなかった。

 

 

「天使」という言葉を国語辞典で引いてみると、その意味は3つある。

1. 天界にあり、神の使者として人間に神意を伝えたり、人間を守護したりすると信じられるもの。エンゼル。
2. 心の清らかな、やさしい人のたとえ。
3. 天子の使者。勅使。

 

ジャニヲタがよく使う形容詞的な意味の「天使(みたいにかわいい)」(辞書でいうところの2)という意味ではなく、今回の田口くんは「天使(エンゼル)」でした。辞書でいうところの1である。天使のような○○なのではなく、彼こそが天使でした。だからこそ感想で「天使」しか言うことがなかった。私はこの日、天使の意味をやっと理解した。

知能指数が低いフォレストは、澄んだ声で純粋に言葉を発する。ステージの隅っこで体育座りで座るフォレストも、頬杖をついて寝っ転がるフォレストも、テストで100点をとって喜ぶ夢をみたフォレストも、ハーモニカを奏でるフォレストも、トイレに行きたがるフォレストも、ただひたすら一人の女性を愛し続けたフォレストも、どこのシーンをとっても「ああああああああ、天使!!」としか言えない。マジで天使以外の言葉が出てこない。出てこないことに焦りもしなかった。だって天使じゃん。それだけでいいだろう。彼が天使ってことだけで十分だ。(大の字)

 

個人的な話をして申し訳ないんですけど、今回いいご縁に恵まれて、とてもいい席で観劇することができたんです。あの「テストで100点をとって喜ぶ夢をみたフォレスト」も、まさにこっち側にむいて超絶至近距離でテストから顔を上げてぱぁぁああああっと笑ったんですけど、本気で腰の骨が粉砕しました。周辺の席全員粉砕してた。だって本当に「ひっ・・・・・!」って声漏れたの聞こえた(笑)

 

私が観に行った日の前日の公演で、走るシーンで勢い余ってステージから落っこちたうえに床の紙破いちゃって笑ってたっていう話を聞いて、そんなピュア聞いたことないけど・・・・??(激震)ってなったんだが、実際に舞台を観て、これたしかに勢い余ってステージから落下してもおかしくない・・・って思った。

本当に、あの狭い舞台上を全力で走り回ってた。

2時間映画を2時間で舞台化しているぶん、テンポよく場面が切り替わるんだけど、それがしんどく感じることもなく、2時間あっという間に感じた。今年は本当にたくさん舞台を観ているんだけど、今回のフォレスト・ガンプは中でも特にあっという間に感じた。

最初はサラサラヘアーだった田口くんも、ほんの数分後にはもう汗で髪の毛が濡れていて、それでも息をきらすこともなく、あの膨大なセリフを一度も噛まずにテンポよく言い切った田口くん。

 

濡れ場?のシーンは、シーツの中でわちゃわちゃ~って感じのほんわかシーンでとどめてくれていたんですが、最終的にそのシーツは田口くんが舞台袖に向かって全力で投げていて、それが地味に結構ツボに入りました。シーツ投げたwwwwwwww

 

カーテンコールでの挨拶は、ああ本当に田口くんっていい子なんだなぁ!という一言に尽きる。

「この舞台も明日、残すところ一公演ということで、最後から二番目って何か起きたりするんだけど、何も起きず、、というか、すげえよくできました」って最終的に自画自賛してくしゃって笑った田口くんがとてもとてもかわいかったです。「すげえ」ってよく言ってたのが印象的なんだが、フォレストが抜けた瞬間、急激に男の子な喋り方になった田口くん、くっっそ萌えた。

「立ち見のお客さんもいて、本当にありがとうございます。2時間も立ってくれて、ほんと、、」ってまた感謝の言葉述べるのかなぁと思ってたら、「帰ったらよくマッサージしてください」ってしめた田口くんがさすがいい子でした。

 

「この舞台は、僕にとってとても大事なものになりました」「終わるのがこんなに寂しいこともないです」「再演しないかなぁ」って本当に何度も言っていて、田口くんにとって最高のものが、ファンの間でも評判がよくて、それがとてもよかったんじゃないかなぁと思いました。

・・・・・まとめ方下手だよ!ゴッメ!!!

 

 

 

 

 

なにはともあれ天使だった。